業務内容

林業の仕事内容

林業の仕事内容

林業

林業

農林事務所信託事業所などから依頼を受けて、伐木しています。近年、機械化が進み、高性能な機材を導入した作業が増えてきました。

従来1つずつ行われてきた枝払い・測尺・玉切りの作業を連続して、行ってくれるプロセッサや玉切りした木材またはまだ利用しない木材を積んで運べるフォワーダと呼ばれる機械など、自走式機械を多く利用しています。最初は慣れない作業で、大変かもしれませんが、先輩従業員がサポートしてくれるので安心です。

特殊伐採

特殊伐採

お寺や住宅地などの山以外で伐木する場合、山の現場と同様に作業を進められません。通常の方法で伐木すると、山より作業空間が狭く、建物や人に倒木がぶつかる危険性が高いです。特殊な作業環境で伐木するときは、特殊伐採と呼ばれる方法で行います。

特殊伐採は、クレーンや高所作業車を利用し、周囲の安心・安全を配慮した伐採方法です。周りの建物や地域にお住まいの方々に危険が及ばず、作業者も安全に作業が行えるよう徹底しています。

造園

造園

林業は伐木するだけでなく、造園も対応しています。造園は公園や寺院庭園などの整備・植栽を行う仕事です。剪定・草刈りや樹木・施設の管理を徹底し、公共空間の緑を豊かにしていきます。剪定とは、樹木の生長を促すために、枝を切り落として根と枝葉のバランスを整える作業です。植栽はもちろん、土木工事や定期的なメンテナンスまで承っています。

植栽は草木を植える行為や植えられた植物のことで、土木工事は土地の整備や水道関連の工事などを行う作業です。

バイオマス

バイオマスは生物資源(bio)の量(mass)という意味で、自然由来の廃棄物を表しています。その中でも木質バイオマスは、木材のバイオマスのことで、具体的には剪定した枝や解体した樹木がその類です。近年、木材を利用した木材バイオマスエネルギーが見直され始めています。

廃棄物だった木材を薪や燃料・発電用チップとして利用したり、さまざまな街づくりに活用されています。廃棄物を利用することで、伐木する樹木を減らし、CO₂削減に貢献しています。

宮崎県の林業の背景

宮崎県の林業の背景

宮崎県は県土の約76%が森林で占められており、生産される木材の量が北海道に次いで第2位を誇っています。さらに、スギだけで言えば木材生産量が全国1位です。スギは民有林の中で約76%を占めてます。そして、その66.3%が伐木可能で、36年生以上の樹木です。また、スギ以外では、ヒノキやクヌギなどが森林資源に利用されています。森林資源は人の手によって、長い月日をかけて育てられます。少しずつ育てられた木々たちが、大量に収穫されているが宮崎県で取り組んでいる林業の現状です。

少子高齢化の影響で林業の働き手が減少し、国産材の利用が伸び悩んでいることを考え、宮崎県では林業が活性化する新しい取り組みに挑戦しています。

飫肥杉について

飫肥杉について

飫肥杉は飫肥地方で約400年前から植林されてきた宮崎県の特産品です。元和時代に藩の財政を助けるために植林されたことが由来とされています。部分林制度という規定が執行されて以来、植林面積が大きく増殖し、藩の財政に大きく貢献していきました。飫肥杉は樹脂を多く含んでいるため弾力性があります。また、耐久性に優れているので江戸時代には、造船の弁甲林によく利用されました。瀬戸内海や韓国などあらゆる場所で出荷され、高値で取引されてきました。

湿気や衝撃にも強く、芯部はシロアリ・病害虫対策に有効です。現在では建造物の木材として柱や板に使われています。室内の湿度が高いときは湿気を吸収し、乾燥しているときには放湿して、室内の湿度が調節可能です。特に、加工品が人気でテーブルは優しい雰囲気で、室内を温かみのある空間に変化させます。宮崎県特有の長い日照時間や温暖な気候・降水量が、飫肥杉が育つ自然環境に最適で、ほかのスギよりも育ちやすいです。

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